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スリランカ旅行記【後編】
キャンティをあとにし、ついに念願の「ラトナプラ」に到着。
おそらく一人なら来られなかった場所なので、アジットさん、寺口さん
そしてお二人を紹介してくださったスーさんに感謝です。
まずはマニックポラ(宝石マーケット)へ
車を降りて道を歩いていると、どんどん現地のブローカーが集まってきて、
次々にパーセル(たとう紙)を開いてルースを差し出してきます。
カット石がメインですが、中には大きな原石も。
着いたのは午後でしたが、午前中に来ると囲まれて動けなくなるそうです。
アジットさんのお兄さんもご紹介頂き、
昔ながらの研磨機材や、何日も交代で筒を拭いて行う加熱処理も見学させてもらいました。
リランカは国民の約7割が仏教徒
信仰心が非常に強く、お寺にはいつも白い衣装に身を包んだ沢山の方が溢れています。
そして、研磨や加熱処理の場でも、皆両手を合わせ、
お祈りをしてから作業を開始します。
再び車を走らせて採掘場へ
宝石の採掘現場を訪れるのは初めてでしたし、そもそも鉱山は女人禁制。
到着するまでは正直少し不安でした。
が、着いた途端に『おいで、おいで!』と笑顔で迎えられ、
半分にしたドラム缶に乗せられてあっという間に40フィートの井戸の中へ。笑
中では3人の坑夫が壁を作りながら、母岩を削り出していました。
ん?!何故かみんな口の中が真っ赤!
理由を聞くと白い実の一欠片と葉っぱを差し出され、
言われるままに口に入れてみたものの、どうやっても硬くて噛めない×××
もしや無理矢理噛んで、流血してるの?!www
後で聞くと、噛みタバコとのこと
ヤシ科の植物の種子『ビンロウジ』と『キンマ』と呼ばれるコショウ科の葉っぱで、
興奮作用や食欲減衰作用があるそうです。
井戸の中は高温多湿。数分いただけで汗が噴き出してきて、砂ぼこりで苦しさも感じ
すぐに引き上げてもらいました。
その後、お願いしていたルースを調達して
自分用にも「ブラウンサファイア」や「バイカラーサファイア」「コバルトスピネル」等々を購入。
宝石を扱う上で、今の現状、そして現地で採掘に関わる方や、
その国の文化を知る事もとても大切な事だと感じています。
改めて1つ1つの宝石に、たくさんの方が関わり、思いと願いが込められている事を感じる旅となりました。
ジュエリーコーディネーターとして
お客様とのコミュニケーションと同じくらい 地球と語り合う旅をこれからも続けていきます!
(ラトレイユ) 2018年10月11日 20:08